内科
総合内科専門医の院長による診察と検査
内科では、頭痛や発熱、のどの痛み・せき、鼻水・鼻づまりといった風邪症状から、動悸や息切れ、めまい、むくみなどの症状まで幅広く診断・治療します。
外から見えない内科的な症状でお困りでしたら、お気軽に当院にご相談ください。生活習慣病の治療をご希望の方、健康診断で異常を認めた方もご相談いただけます。
発熱のある方へ
37.5度以上の発熱や風邪症状(咳、鼻水、のどの痛み、痰)、または消化器症状(下痢、嘔吐)などがある方は、発熱外来をご予約ください。
感染対策の一環として、別の入り口からご来院頂き、隔離診察室で診察を行うことで、他の患者さんとの接触も最小限に抑えています。
ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
発熱患者さん専用の別入り口までのご案内
お車でお越しの方は、クリニック前に駐車場がございますのでご利用ください。クリニックの正面入り口である矢印の方向に進んでください。
正面の入り口を通り過ぎると、自転車置場の入り口がございますので、こちらにお進みください。
メディコートと書かれた看板がございますので、自転車置場の入り口からお入りいただき、奥に進んでください。
そのまま真っすぐ進むと黄色い扉があり、こちらが発熱患者さん専用の入り口となっております。
インターホンを鳴らしてお待ちください。
内科で対応する症状
- 頭痛
- 食欲がない
- めまい
- 疲れやすい
- 発熱
- むくみ
- せき
- 胸の痛み
- 痰
- 下痢・便秘
- のどの痛み
- 貧血
- 鼻水
- 耳鳴り
- 動悸
- 不眠
- 息切れ
- ほてり、のぼせ
内科で対応する疾患
- 風邪
- インフルエンザ
- 扁桃炎
- 気管支炎
- 喘息
- 肺炎
- 糖尿病
- 高血圧症
- 脂質異常症
- 高尿酸血症、痛風
- メタボリックシンドローム
- 胃腸炎
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 甲状腺機能低下症(橋本病)
- 更年期障害
- 蕁麻疹
- 帯状疱疹
- 通年性アレルギー性鼻炎
- 花粉症
- 不眠症
- 膀胱炎
生活習慣病
生活習慣病とは、食事・運動・睡眠・飲酒・喫煙・ストレスなどを主な原因として発症する病気のことを指します。遺伝的要因も少なからず発症に影響するため、血縁者に生活習慣病の既往がある場合には、特に早めの予防が重要になります。
いずれの生活習慣病も症状が少なく、健康診断で偶然発見されるケースが少なくありません。放置していると血管が硬くなる動脈硬化を進行させ、脳や心臓を含む全身の血管を障害して危険な合併症を招くことがあります。
何らかの症状が気になった時はもちろんですが、健康診断で異常を認めた時には、必ずその指示(要再検査・要精密検査・要治療など)に従いましょう。
糖尿病
糖尿病とは、インスリンの分泌が不足する、または効きが悪くなることで、慢性的な高血糖に陥る病気です。糖尿病のうち、食べ過ぎや運動不足、肥満などの生活習慣の乱れを原因として起こる「2型糖尿病」がほとんどを占めます。
のどの渇き、多飲、多尿、倦怠感、体重減少などの症状が挙げられますが、これらの症状がほとんど現れない・気づかないまま進行してしまうケースが少なくありません。放置していると、脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気、網膜症・神経障害・腎症といったQOLを大きく低下させる病気を合併します。
治療では、食事療法・運動療法を中心とし、必要に応じて薬物療法を取り入れます。
高血圧
高血圧とは、血流によって血管に強い圧力がかかっている状態を指します。診察室で血圧測定を行い、140mmHg/90mmHg以上となった場合に診断されます。
塩分の摂り過ぎ、ストレス、飲酒、喫煙などを主な原因として発症します。糖尿病と同様に、放置していると脳卒中や心筋梗塞などを合併するおそれがあります。また、ほとんど自覚症状がありません。
治療では、塩分摂取量の制限を中心とした食事療法、運動療法を行い、必要に応じて降圧剤を用いた薬物療法を行います。
脂質異常症
血液中のLDL(悪玉)コレステロールが140㎎/dl以上、HDL(善玉)コレステロールが40㎎/dl未満、または中性脂肪が150㎎/dl以上になっている状態を指します。食べ過ぎや飲み過ぎ、肥満、運動不足などの生活習慣の乱れを主な原因として発症します。
ほとんど自覚症状のないまま進行し、動脈硬化および脳卒中・心筋梗塞のリスクを高めます。摂取カロリーに配慮した食事療法、運動療法を中心として行い、必要であれば薬物療法を取り入れます。なお、痩せている人でも脂質異常症になることがあるため、注意が必要です。
高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高くなる病気です。特に足の関節などで尿酸が結晶化し激痛を引き起こすものを、痛風と言います。
赤身肉、レバー、アルコールなど、プリン体を多く含む食品の摂り過ぎが主な原因となります。
治療では、プリン体の量を制限した食事療法、運動療法を中心に、必要に応じて薬物療法を取り入れます。
メタボリックシンドローム
内臓脂肪型肥満に加え、高血圧(130/85mmHg以上)・高血糖(空腹時110mg/dL以上)・脂質異常(中性脂肪が150mg/dL以上またはHDLコレステロールが40mg/dL未満)のうち2つ以上に該当する状態です。
食べ過ぎ、運動不足を主な原因とします。自覚症状はほぼ認められませんが、放置していると脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気を合併するリスクが高くなります。食事療法・運動療法においては、適性体重までの減量も大切です。
当院で行う検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- 心電図検査
- 超音波検査
- 尿検査
- 視力検査
- 聴力検査
消化器内科
消化器内科の特徴
食べ物が通る食道・胃・十二指腸・大腸、消化にかかわる肝臓・胆嚢・膵臓といった消化器の症状、疾患の診断と治療を行います。
日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医である院長が診療し、必要に応じて胃カメラ検査・大腸カメラ検査を実施します。
胸やけや吐き気、胃の痛み、下痢・便秘といった消化器にかかわる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
消化器内視鏡専門医・
指導医による診察と検査
日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医である院長が、すべての診療を担当します。豊富な経験、確かな知識を生かした正確な診断・治療を行いますので、安心してご相談ください。
検査結果などをご覧いただきながら、分かりやすい言葉を使った説明を心がけております。
麻酔(鎮静剤)を使用した苦痛の少ない胃カメラ・
大腸カメラ検査
痛みや不安を感じにくくなる麻酔を使った胃カメラ・大腸カメラ検査に対応しております。胃カメラ検査で嘔吐反射が起こりやすい方、初めて内視鏡検査を受ける方、以前受けた内視鏡検査が辛かったという方も、安心してご相談いただけます。
同日の胃カメラ・
大腸カメラ検査にも対応
胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日に受けていただけます。検査前の食事制限、麻酔の使用(麻酔を使用した場合)が1回で済み、2つを別日に受ける場合と比べて患者さんのご負担が軽減されます。
消化器内科で対応する症状
- 吐き気
- 血便
- 胸やけ
- 便が細い
- ゲップ
- コロコロした便
- 胃もたれ
- 残便感がある
- おなかの張り
- 食欲不振
- 下痢
- 体重減少
- 便秘
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
消化器内科で対応する疾患
食道の病気
逆流性食道炎
胃酸や胃の内容物が逆流し、食道粘膜を傷つけ、慢性的な炎症を起こす病気です。長く放置していると、食道がんのリスクが高くなると言われています。身近な病気ですが、早期発見・早期治療に努めましょう。
症状としては、胸やけ、ゲップ、呑酸、胸痛などが挙げられます。
食道裂孔ヘルニア
食道は、胸腔と腹腔を分ける「横隔膜」にある孔(あな)を通っています。食道裂孔ヘルニアでは、胃の一部が横隔膜を越えて胸腔へと飛び出してしまっている状態です。
この状態になると胃酸が逆流しやすくなり、逆流性食道炎を引き起こすことがあります。その結果、胸が焼けるような感じや、酸っぱいものが口に上がってくる、食後に胸やみぞおちのあたりが痛むといった症状が見られることがあります。
食道がん
喫煙と飲酒を主な原因として食道粘膜に発生するがんです。
初期の症状は乏しく、のどの痛み・違和感、胸痛、食べ物の飲み込みづらさなどが現れている場合には、ある程度進行していることがあります。
胃・十二指腸の病気
急性胃炎
暴飲暴食、ストレス、痛み止めの薬・抗菌薬の内服などを原因として起こる病気です。
胃やみぞおちのキリキリとした痛み、吐き気・嘔吐などの症状を伴います。重症例では、吐血や下血が起こることもあります。
慢性胃炎
ピロリ菌感染を主な原因として起こる、胃粘膜の慢性的な炎症です。
胃の痛み・不快感、吐き気などの症状が見られますが、急性胃炎ほど激しくはありません。
長期にわたって放置していると、胃がんの原因となる萎縮性胃炎へと進行します。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が、深くえぐれてしまう病気です。
ピロリ菌感染、痛み止めの薬、暴飲暴食、ストレスなどを原因として発症します。
胃やみぞおちの痛み、むかつき、吐き気などの症状を伴います。重症例では、吐血や下血も見られます。
胃ポリープ
胃粘膜に生じるポリープです。加齢、ピロリ菌感染、遺伝因子などが原因と言われています。
基本的に無症状です。
がん化のおそれがあるポリープについては、胃カメラで切除し病理組織検査を行うことがあります。
胃がん
長期にわたるピロリ菌感染が主な原因となります。塩分の摂り過ぎ、野菜・果物の摂取不足、ストレス、暴飲暴食、喫煙なども発症のリスクを高めると言われています。
初期症状に乏しく、胃やみぞおちの痛み、胸やけ、吐き気、タール便などの症状が現れた時には、ある程度進行していることがあります。
ピロリ菌感染
胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃がんなど、さまざまな病気の原因になる・リスクを増大させることが指摘されています。
胃カメラ検査でピロリ菌感染が疑われた方は、ピロリ菌検査、また必要に応じて除菌治療を受けることをおすすめします。
アニサキス
アニサキスという寄生虫を持つサバ、アジ、サンマなどの魚介類を、十分な加熱(または冷凍)を経ずに食べた場合に感染します。
激しい胃の痛み、吐き気・嘔吐を伴います。胃カメラによってアニサキスを摘出すれば、症状は速やかに解消します。
機能性ディスペプシア
胃の痛みやもたれ、膨満感、食後の不快感、早期満腹感などの症状があるにも関わらず、内視鏡検査で明らかな異常が見つからない疾患です。原因は明確ではありませんが、胃の運動機能異常、知覚過敏、ストレス、自律神経の乱れ、ピロリ菌感染などが関与すると考えられています。治療には、生活習慣の改善、消化管運動改善薬や酸分泌抑制薬を使用します。
大腸の病気
大腸がん
食生活の欧米化、運動不足、喫煙、肥満などの生活習慣の乱れを主な原因として発症します。
代表的な症状に、血便があります。また、便秘・下痢、便が細くなる、残便感、膨満感、体重減少といった症状も挙げられます。
ただし初期の段階ではほとんど症状がなく、進行してから症状を認めることが少なくありません。
感染性腸炎
細菌、ウイルスなどの感染を原因として起こる腸炎です。
下痢、吐き気・嘔吐、腹痛、発熱などの症状を伴います。細菌性の場合には、血便を伴うケースもあります。まわりの人への感染を防ぎながら、早期に適切な治療を行う必要があります。脱水症状にも注意が必要です。
急性腸炎
急性腸炎は、腸の粘膜に急性の炎症が生じる病気で、感染性や非感染性の原因(食物アレルギー、薬剤、毒素、自己免疫反応など)によって発症します。主な症状には下痢や腹痛、嘔吐などがあります。脱水症状が起こりやすいため、適切な水分補給が大事です。
大腸憩室症
便秘や食物繊維の不足に伴う腹圧の上昇によって、大腸の壁が部分的に外側へとくぼんでしまった状態です。憩室症のみでは無症状ですが、細菌感染や出血を起こした場合には、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱、血便などの症状が見られます。
潰瘍性大腸炎
はっきりとした原因の解明されていない難病です。大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍が生じます。
腹痛、下痢、血便といった症状が、良くなったり(寛解期)・悪くなったり(再燃期)を繰り返します。
難病ではありますが、適切な治療によって症状をコントロールし、QOLを維持することが可能です。
虚血性大腸炎
大腸の血流の障害によって、大腸粘膜の炎症・潰瘍が生じる病気です。背景には、しばしば動脈硬化の進行が認められます。
左側腹部~下腹部にかけての痛み、下痢、血便といった症状が見られます。
クローン病
潰瘍性大腸炎と共に炎症性腸疾患に分類され、難病の指定を受けています。
潰瘍性大腸炎との違いは、口から肛門までのいずれの部位でも発症し得るという点です。ただし、頻度が高いのは大腸・小腸です。腹痛や下痢、体重減少といった症状が見られます。適切な治療により、QOLの維持を図ります。
大腸ポリープ
大腸粘膜に生じるポリープです。大腸ポリープの一部は、放置していると大腸がんへと進行します。
大腸カメラ検査で疑わしいポリープを発見した場合には、その場での切除が推奨されます。これにより、大腸がんのリスクを下げることが可能です。
ほぼ無症状ですが、血便が認められることもあります。
肝臓の病気
肝炎
肝臓に炎症が生じる病気で、ウイルス感染や過剰なアルコール摂取、薬剤の影響などが原因です。症状として倦怠感や黄疸が見られることがあり、急性・慢性のタイプに分かれます。慢性肝炎は放置すると肝硬変や肝がんに進行する可能性があるため、早期診断と治療が重要です。
脂肪肝
脂肪肝は、肝臓に過剰な脂肪が蓄積する状態で、アルコール性と非アルコール性の2種類があります。原因には過剰な飲酒、肥満、糖尿病などが挙げられます。通常は無症状ですが、放置すると肝炎や肝硬変に進行する可能性があります。生活習慣の改善が治療の基本です。
胆のうの病気
胆石症
胆石症は、胆のう内に胆石ができる病気で、胆汁の成分が固まり結石化することで発症します。多くは無症状ですが、胆石が胆管を塞ぐと激しい腹痛や吐き気、発熱が起こることがあります。症状が重い場合や繰り返す場合には、腹腔鏡手術などによる胆のう摘出を検討します。
胆のうポリープ
胆のうポリープは、胆のう内壁にできる隆起性病変で、多くは良性ですが、中にはがん化のリスクを伴うものもあります。通常、無症状のことが多く、定期的な超音波検査(エコー検査)で経過を観察します。特にサイズが大きい場合や急速に増大する場合には、手術を検討します。